キリングフィールド訪問記 2022年10月カンボジア旅行⑤

2022年10月 カンボジア旅行
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カンボジアのプノンペンを訪れたリキは到着が早かったのでチェックインできずに両替屋へと向かい、その後に観光へ出かけることにしたのでした。

 

 

 

 

1日目10時ごろ プノンペン市内にて

 

 

 

 

 

両替屋さんまでGrabのトゥクトゥクに乗りやってきたリキでしたが、その後に運転手さんの熱意に負けて観光へ向かうことにしました。

 

 

 

 

向かった先は

キリングフィールド

有名な場所なので行かれた方も多いことでしょう。

 

 

 

 

 

リキは以前聞いた時には

「なにそれ??」

と思ったりしたので、ご存じではない方のために少し解説

 

 

 

 

 

名前は聞いたことがあるかもしれないですが、これにかかわってくるのが

ポルポト

こちらに関してはリキも名前は知っていましたが、何をした人物かは全くわかりませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

非常にざっくり解説すると、ポルポトが国を治めることになった1975年ぐらいから完璧な農業社会を目指すため、不要だと考える知識人などの大虐殺を始めます。

公務員、教師、医師などを様々な人たちが虐殺されますが、その数は3年ちょっとの間で

100万~200万人

 

 

 

 

 

1975年当時カンボジアの人口は約780万人

たった3年ぐらいの間に人口の4分の1が殺されたことになります。

 

 

 

 

原爆投下や終戦記念などの年は1945年で、2023年の今年から見れば78年前の出来事

そんなに昔ではないですが、自分たちにはあまり実感がわきにくいものです。

 

 

 

 

しかし、このポルポトの大虐殺が行われたのは1975年ぐらいで、今から48年前の出来事

そしてポルポト派の勢力であるクメールルージュと呼ばれた人たちの裁判は、なんと昨年2022年9月まで実施されていたのです。

 

 

ちょうどプノンペンを訪れる1カ月前である2022年9月22日にクメールルージュ最後の1人に対する判決を下し、長きにわたるクメールルージュ裁判が終結したのでした。

 

 

 

 

 

そんな大虐殺が行われた場所があると知っていたので、リキは歴史を体験するために向かうことにしました。

移動手段はさきほどのトゥクトゥクです。

 

 

 

 

 

 

プノンペンの街中からキリングフィールドまではそこそこ距離があって

13キロぐらいの車で40分

トゥクトゥクなのでもう少しかかるかな?

 

 

 

 

 

個人的にはトゥクトゥクに乗って町中を流すだけでも心地よくて好きな感じ

プノンペン市内の景色を眺めながら、キリングフィールドへ向かいます。

 

 

 

 

途中建設中の大きいイオンが見えて、アジア圏でイオンもがんばってるんだなぁと感心

 

 

 

パッと見はほぼ日本のイオンですねw

 

 

 

 

 

そしてキリングフィールドに到着

 

 

 

 

 

 

運転手「じゃあ、ここで待ってるからゆっくり見てきて」

そう言われて中へ入ります。

 

 

 

 

 

 

 

入場料がいくらか忘れましたが、入り口で入場料の支払い

事前に見ていた限りでは日本語の解説オーディオがあるとのことでしたが、今はやっていない様子

 

 

代わりにカンボジア人の方がガイドをやっているようで、入場料を支払ったところで

「ガイドが必要かい?」

と声をかけてきてくれましたが、今回はお断りしました。

寝不足で疲れているところで、英語のガイドをずっと聞くと倒れてしまいそうだったので・・・

 

 

 

 

 

 

そんなわけでガイド無しで入った中には、ひときわ目立つものが見えます。

 

 

 

 

 

 

 

近づいて行くと中へ入れる様子

中に入ってみると、その中は頭蓋骨だらけ!!!

 

 

 

 

 

 

建物内は写真禁止と書いてあったのと、故人の方々への敬意をこめてリキは中での撮影を控えました。

興味のある方は調べれば画像はいくらでも出てくるので、参考にしていただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの画像でもわかると思いますが、4方向の上の方にまで高く頭蓋骨が積み上げられています。

 

 

 

 

 

 

 

そしてこの頭蓋骨の棚ですが、1つ1つに斧で殺されたものとかナタで殺されたものなど解説がついています。

その中には子供たちのものもあり、衝撃を受けるには十分な場所でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてこの建物周辺は公園のようになっていますが、各場所が処刑場になっていたりしてその解説が書いてあります。

日本語の解説オーディオが無くなっていたのが残念でしょうがありません。

 

 

 

 

 

少し疲れているのと衝撃を受けたのもあって、早々とキリングフィールドを後にしました。

外に出てみると、ここで待っていると言っていたトゥクトゥクおじさんがいません。

 

 

 

 

「あれ?」

っと思って周りの人に聞いてみるも

「代わりに俺のトゥクトゥクに乗れよ」

って言う人たちばかりw

 

 

 

 

 

5分ほどウロウロ探していると、運転手さんがどこからともなく戻ってきます。

「ごめんごめん、ご飯を食べてたよ」

ってのんきだな!w

リキもお腹が空いていたので、誘ってくれたら一緒に食べたのに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「早かったけど、もういいの?」

と聞かれて、うなずいて再びトゥクトゥクに乗ってプノンペン市内へと戻ります。

 

 

 

 

 

 

 

帰りの道中に見えるたくさんの建築中の建物を見ながら

「カンボジアもあんな状態から元気にやってるんだな」

と感心しました。

 

 

 

 

 

 

そしてそれと同時にふと思ったことがあり、聞いてみることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リキ「運転手さんは何歳ですか?」

運転手「私は55才ですよ」

ニッコリとした笑顔で答えてくれる運転手さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

55才・・・

まさにポルポトの大虐殺を体験している年齢なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

リキ「運転手さん、こんな事を聞いて気分を悪くしたら申し訳ないけど、運転手さんはポルポトの大虐殺を体験したんだよね?」

運転手「子供の頃に体験したけど、私の両親は田舎の農家だったので殺されなかったよ。でも、いっぱい人が殺されて怖かったよ」

そう少し悲しそうな顔で話す運転手さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運転手「でもね・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運転手「今はカンボジアも元気になって、毎日が楽しいから幸せだよ」

そう言って笑顔で答えてくれた運転手さんの顔を見て

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カンボジアは素敵なところだな」

そんな風に思ったリキだったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ と が き

 

 

 

タイから戻ってきてから再びアンヘレス旅行へと行っていたので、少し間をあけての更新となりました。

今回へ旅行日記ブロガーらしき記事となっております。みなさんが期待しているものを提供できたと思っているのですが、気のせいでしょうか?w

一応詳細な記述はなるべく減らしてザックリ解説にしましたので、気になる方はご自身で調べてみていただければと思います。

 

 

しかし、年末からの休みをすべて旅行へ費やしているので、さすがに若干疲れのピークが生じてきました。

そして遊び過ぎて疲れたので、しばらく遊びたくないという独特の症状まで現れましたw

しばらくは家でひきこもることになるでしょう。

 

 

さて、カンボジア編も関係のないチャンギ空港の話やらカンボジアのお金の話やらばかりになっていますが、旅行日記なのでそのへんはのんびり読んでいただければと思います。

 

エロブロガーだと思っている読者の方々が期待するようなことは、あんまり起きないかな?w

まぁがんばって地道に書いていきたいと思います。

 

 

ちなみに基本的には旅行日記は2,3カ月ぐらいは寝かせてから書くようにしています。あまり直近で書くと若干の身バレ要素も含む場合もあるので、皆様の記憶が薄れたぐらいに書くようにしていますw

 

てことで、ご一緒させていただいた方はしばしお待ちいただければと思います。

自分も別の方のブログに書かれて思ったんですけど、こんな風に見られてたんだなぁとか知るのはなかなかおもしろいと思うのでw

 

 

 

コメント

  1. バッカス より:

    キリングフィールド、確か映画もありましたよね。
    一度訪れてみたいものです。

    • リキ より:

      バッカスさん、コメントありがとうございます。
      映画も見たことがありますね。
      まだ50年も経っていないため、まだ少しリアルに感じられるかもしれません。